一人一人違うんだな。と納得できてはじめて、一人一人と向き合い理解しようという気持ちがでてきます。

おはようございます。飯田隆史です。

 

部下があなたのことを無視する理由

 

先日、虎ノ門ヒルズのカフェで大手企業の部長さんとお話していたときに、部下のマネージメントで悩んでいると相談を受けました。

 

「20代の若手と40代以上の社員と全く違うんですよ。若手は自分に気に食わないことがあるとすぐにふてくされるし、成果が上がってないんだから報連相を上司にしろ、もっと必死にならないとダメだろと話しても、すればするほど、余計に口も聞かなくなるしひどくなると挨拶さえもしない。部下が私を無視するんです」

 

 

この20年の間に、社内のみならず、社外の顧客との飲み会さえも激減し、心が通わなくなったと嘆いておられました。

 

 

このような40代以上の管理職の方は男女問わず多いのではないでしょうか。

 

ご自身は若い頃から上司の指示に従い、飲み会に来いと言われればついていき場の空気を読み、色々と気をつかってこられたからこそ、いまの立場におられ、そんな自分に全く気をつかわない部下の姿にイライラされるのもわかります。

 

 

では、どうすればいいのでしょうか?

 

 

仏教では、私たち人間は、それぞれの「業界(ごうかい)」で生きていると教えられています。

 

一人一人、過去からの行動、経験、知識によって見方、考え方違うのですね。

 

これを「一水四見(いっすいしけん)」ともいわれます。

 

同じ一つの水でも、天人はルリに見え、人間は飲み物、魚は住処、餓鬼は火に見える。

 

 

それぞれの業界で見え方は全く異なるのです。

 

 

そして、お互いの心の中は、もうのぞきみることも理解することもできません。

 

 

ということは、若者の気持ちが理解できないだけでなく、実は理解しているつもりの同世代の人、一緒に生活している家族の気持ちさえも、実は分かってないのではないでしょうか?

 

一人一人がそれぞれの「業界(ごうかい)」で生きている、一人一人違うんだな。。ということが、本当に納得できてはじめて、一人一人と向き合おう、理解しようという気持ちがでてきます。

 

 

いまの業務にどんな思いをもっているのか、成果が上がってないことについてどんな気持ちでいるのか、会社に対してどんな思いがあるのか、将来をどう考えているのか、その部長さんは、30名近くの部下がおられるそうですが、一人一人面談しながらまず気持ちを聞いていかれたそうです。

 

すると、普段は口も聞かないような部下でも、実は色々と考えていることがわかった。逆に素直に上司の指示に従って場の空気もよめると信頼していた人が、実は会社を辞めようと思っていた、など、色々なことがわかったと言われていました。

 

 

 

最後に、このメルマガを読んでおられる方には部下の立場の人もおられると思いますので、一言。

 

「上司は自分の話を聞いて当たり前」

 

「自分を理解しない人の話は聞きたくない。挨拶もしたくない」

 

と思っていると、やがて、その結果は自分にかえってきます。

 

 

部下の立場では、上司は何を考えているのか。

 

なぜこういう指示を出すのか、相手の立場に立って上司の気持ちを少しでも理解しようとする努力は大切なことです。

 

上司と部下

 

夫と妻

 

親と子

 

 

それぞれに大事なことですね。

 

 

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