一瞬の人生
飯田隆史です。
もう9月になりましたね。
忙しい毎日ですが、
実りの秋に仏教を学んで頂けたらと思います。
No.888 一瞬の人生
9月は空の美しい月と言われます。
私が韓国に住んでいたとき
チュソクのとき(9月12日前後)が、
一年で一番、月が綺麗に見れると言われ
ソウルの夜空を見上げましたが
そのときは曇り続きで見れませんでした(泣)
こんな歌もあります。
「月々に
月見る月は多けれど
月見る月は
この月の月」
満天にきらめく星を見上げていると
何ともいえない、
雄大な世界に吸い込まれる気がします。
「あの人にこんなことを言われた。」
「何でこんな目にあわねばならないのか。」
日々の生活の中で、
いろんなことに悩み苦しんでいますが
自分の悩みなど、
この大宇宙からすれば
ちっぽけなものだと知らされます。
仏教では大宇宙のことを
十方微塵(じゅっぽうみじん)世界といわれ
私たちの住んでいる地球は
塵(ちり)のようなものだと教えられています。
悠々(ゆうゆう)たる大宇宙の歴史に比べれば、
私の一生など
あっという間のことです。
この一瞬の人生を、
如何に生くべきか
如何に死ぬべきか。
立ち止まって考えずにおれませんね。