愚痴をこぼすな 汗こぼせ
先日、知人からこんな言葉を教えてもらいました。
「正直者が失敗するのは、
正直のために失敗するのではない。
他に事情があるのである。
不正直者が成功するのは、
不正直で成功するのではなく、
他に事情があるのである。 」
三宅雪嶺(みやけせつれい)氏(評論家、ジャーナリスト)
蒔かぬ種は生えませんが、
蒔いた種は、必ず生える。
平凡なようで、大変な真理ですね。
つい、イヤなことがあったり、失敗したりすると、
「あいつのせい」
「こいつのせい」
「社会のせい」
「時代のせい」と
悪者探しをはじめてしまうのが私です。
それは道理にはずれた、愚かなことですから、
他人のせいにすることを仏教では「愚痴」といいます。
【愚】も「おろか」【痴】も知恵が病だれのなかにあって
「只今、頭が入院中・・」ということですね。
「あいつのせいで!」とイライラするのと、
「自分のここが悪かったのだ。
こうすれば、今度はうまくいくぞ」
と反省し、努力、向上するのとでは
天地の違いがあります。
言うは易し、行うは難し ですが、
「愚痴をこぼすな 汗こぼせ」
で頑張りたいと思います。