幸せなカンケイを築くときには、そもそも「自分にとって幸せとは何か」「どんな結果がほしいのか」をまず明確に。
12月3日(土)は「男性と女性の幸せな関係」について、仏教の観点から切り込む講座でした。土曜の午前中でしたが白熱した講座となりました。
特に今回は「会話編」でしたので、男女のすれ違いはなぜ起きるか、どうすればいいのかなどの話題がありました。
ちなみに仏教は、私たちの運命の原因と結果の関係を理路整然と説かれた因果の道理を基礎としています。
ですから、すべてのことには必ず原因があると説かれます。すれ違うということにも必ず原因があります。
このすれ違う原因や、幸せな関係を生む原因を探求することは大切なことですが、じつはそれ以前に「どんな状態が幸せな関係なのか」「どんな結果を目指しているのか」ということを明らかにすることが先決です。
しかし多くの人が、「幸せになりたい」と願ってはいるものの、目指すところは漠然としてしまっています。
どうなったら幸せと言えるのか
どういう状態を目指すべきなのか
まず、目指すべき目的地をはっきりさせましょう。
次に、男性と女性の間にすれ違いが起こりやすいのは、会話に対しての考え方、価値観が全く違うからです。
その考え方、価値観の違いが言葉に現れます。
すると、言葉の持つ意味合いが、男性と女性とでは大きくことなってきます。
さて、皆さんには下の言葉はどんなニュアンスに聞こえますか?
じつは異性は、ぜんぜん違う受け取り方をしていますので、実際の会話では、うまく翻訳する必要があります。
「大丈夫だから」
「別に…」
「放っておいて」
「……(沈黙)」
「最近ちっとも外出していないじゃない」
「何もかも捨てて逃げ出したい」
参加された方の感想
私もどんな結果が欲しいのか明確に考えずになんとなく過ごしていました。結果に必要な原因を考え、実行したいと思いました。(20代・女性)
同じ言葉を使っていても言いたいことや伝えたいことが違うということが勉強になりました。違いを知って相手を思っていくことが大事とわかりました。(30代・男性)
男女の会話は翻訳する必要あり。自分の心がけを変えようとする勇気を持ちたいです。(30代・女性)
男女に根本的に違いがあることは以前からずっと認識していたが、今回は仏教のアプローチから説明していただき、よく分かった。「10%の力で理解できると思ったら、残りの90%は違うことを考える」という所は思い当たる所が多かった。職場が女性ばかりなので、会話をするときにもっと意識を傾けていきたいと思う。(20代・男性)
男性、女性と言っても色々なタイプの人がいると思うので、相手がどんなタイプの人かを考えて接することが大切かなと思いました。(私はどちらかというと女性サイドの考え方かと思いました)(30代・男性)
自分で変えられることと、自分で替えられないこと(相手のこと)とをよく見極めて変えていけることを少しずつやっていきたいと思いました。お付き合いしている人がいるのですがそのように接していきたいと思います。