渋谷区文化総合センター大和田 「有無同然」
「有無同然」のお話について、個人的に以前に考えたことのあるテーマだったので、
改めて考えを深めることができました。
(20代・女性)
仏教を二字で表すと「慈悲」の教えだとお聞きしました。
「慈悲」とは抜苦与楽のことであり、ここで言われる苦しみや楽しみは、
私たちが感じたり思ったりしているものではなく、
人生を苦しみの花を咲かせる一本の木とすると、その根元を教えられていると知り、
感動しました。
たしかに日常生活で感じる苦しみはこれで終わりということはなく、
次から次へとやってきます。 もしその苦しみの根元があり、無くすることができるならば、
それが人生の目的であると言われて納得しました。
(20代・男性)
生まれたからには必ず死なねばならない、
その人生には大事な目的がある、と教えていただいても
心の奥では全然ピンときていない自分がいます。
続けて講座に参加し、自分の間違った考えを正してもらいたいと思います。
(20代・女性)
気付いていない人が多いが、人は皆、※無明の闇を抱えて生きている。
漠然とした問題なので自分も含めて、ちゃんと考えようと思わなかったが、
「死」という人生の終着点に後悔なく向かう為に、
そのポイントをしっかり見つめなければいけないと思った。
(40代・男性)
※無明の闇: 死んだらどうなるのか、ハッキリしない心。
仏教ではこの心が、人生を苦にする元、と教えらている。
一つ、一つ、納得できる理路整然とした教えでありながら、
無いよりも有った方がいいの迷いはなくならず、
やがて死なねばならぬ無常の身であるということも忘れて、
日々を過ごしている私がいると、気付かされました。
(30代・男性)