親しき仲にもおもてなし
リオのパラリンピックも週末で閉会をむかえますが、オリンピックもパラリンピックも、国を問わず一生懸命な姿に励まされます。
次はいよいよ東京での開催。
おもてなしの精神の出番でしょうか。
金曜は渋谷区文化総合センター大和田で「相手も生かし己も生きる 皆が幸せになれる仏教精神」について学びました。
お釈迦様は自利利他を教えすすめられました。
利他とは相手の幸せです。
仏教で教えられる幸福は、相手を幸せにするままが自らの幸せになります。
この自利の「自」とは自分であり、利他の「他」は他人のことなのですが、自と他を区別できないところから時として苦しみや衝突が起こります。
家族や親しい間柄の人は、自分ではない「他」ですがついつい身内ということで「自」のように思ってしまうことがあります。
気心の知れた仲であることは良いことですが、それによって言わなければならないことをせず、してはならないことをして、相手を傷つけてしまいます。
思えば食事を作ってもらっても、家族だから当たり前と思う人もあれば、おいしいと感想を言う人、感謝を伝えられる人など、いろいろな人があります。
親しき仲にも礼儀あり。
まず自分の周りの人から幸せになれるよう心がけていきたいと思います。