12/11 「7つの習慣とお釈迦さまの教え」講座 -まず理解に徹し、そして理解される-

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7つの習慣の全体像、そして7つの習慣とお釈迦さまの説かれた仏教はどのような共通点があるのか、お話いただきました。

先月の講座では7つの習慣の第4の習慣「Win-Winを考える」についてお話いただきました。

「Win-Winを考える」とは、相手も自分もWinの関係になる、相手も幸せになり(Win)も自分も幸せになる(Win)関係を築けるようにすることです。

このWin-Winの関係を築くには、相手がどんなことを望んでいるのか、何をしてもらえば嬉しいのかを知らねばなりませんね。

よく「自分のやってもらって嬉しいことを相手にもしたらいい」といわれます。それも大事なことではありますが、自分のしてほしいことが相手の喜ぶことには必ずしもなりません。相手が何を求めているのか、相手を理解することが大切です。

相手の話を聞いているようで聞いていない?

では相手のことを正しく理解するにはどうすればいいでしょうか?

それは相手の話を聞く以外にありません。テレパシーでも使えない限り、相手の考えていることを知ることはできませんね。相手の表情や行動から相手の気持ちを汲み取ることも大事ですが、それにも限界があります。読みが外れて誤解を与えてしまうこともしばしばでしょう。

だから相手の話を聞くことが大事なのです。

相手の話を聞かずに相手のしてほしいことをするというのは、医者でいうと、問診もせずに処方箋を出すようなものです。

医者は問診を通して患者の容態を正確に把握し、処方箋をしますよね。問診もなしに出された処方箋は怖くて飲む気になれません苦笑

そんなこと、当たり前のようにも思いますが、こと人間関係においては問診もせずに処方箋を出していることが多いのです。

相手を話を正確に理解できる聞き方に努めなければなりません。

話の聞き方の5つのレベル

話の聞き方に5つのレベルがある、と7つの習慣では書かれています。

それは以下のように教えられています。

  1. 無視して、聞こうとしない
  2. 聞くふりをする
  3. 選択的に聞く
  4. 注意して聞く
  5. 共感による傾聴

無視して聞こうとしないというのは、もはや論外ですね。レベル0でもいいくらいです。

2の聞くふりをする、は男性がしてしまいがちですね。奥さんの話をテレビを観ながら聞き、でも実際は聞いていなくて「ちゃんと聞いているの!」と詰め寄られてしまいます。

3の選択的に聞く、は自分と関係のあることだけを選んで聞く、ということです。

4の注意して聞く、は聞き方のレベルとはしては高いです。

しかし実は、1~4の聞き方では相手の話を聞いていることにならないのです。

相手の話を聞くとは5の「共感による傾聴」 共感して初めて相手の話を聞いたことになるのです。

共感とは「感情を共有する」こと。「あなたはそう感じたんだね」と思いを共有してこそ聞いたことになり、相手を理解することにつながるのですね。

共感とは反対に、自叙伝的な反応をしてはならないことも学びました。自叙伝的な反応とはどんな反応なのか? またどうしてその反応をしてはならないのか、について次回お話しします。

講座に参加された方の感想

「相手を理解しよう」という心が起きて初めて良き人間関係が築かれる

私とあなたは別世界に生きている、
だからこそ「相手を理解しよう」という心が起きて初めて良き人間関係が構築されていることが理解できました。
さっそく妻の話を今晩よく聞きたいと思います。
(20代・男性)

カウンセリングを受けたような気持ちになった

相手の話を聞くときに、話の中身を繰り返すということさえ実行していなかったです。
相手を理解する聞き方ができるよう努力したいと思います。
今日はカウンセリングを受けたような気持ちになりました。
ありがとうございました。
これからの生活に生かしていきます。
(女性)

もっと早くに聞いていたら人生が変わっていた

今日も素晴らしいご講義をありがとうございました。
もっと若い頃にお聞きできていたら、自分の人生も変わっていたであろうと後悔の念が湧いてくるほどでした。
仏教の言葉である「独生独死 独去独来(どくしょうどくし どっこどくらい)」の意味がようやく理解できました。
この理解が今までなかったので、砂上の楼閣を築くようなむなしい努力をしていたと思いました。
今までの人生でうまくいかなった理由もよくわかりました。
これからの残りの人生はお釈迦さまの教えを実践していきたいと思います。
(女性)

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